協働調整〜ポリヴェーガル理論⑥

協働調整〜ポリヴェーガル理論⑥

( 母と子 by クリムト ) 寄り添う、共にいる、癒しが起こる・・・・この様なことを 『協働調整』という言葉から考えたいと思います。 『 人を判断する時、 自分自身の身体に何かが起こっています。 緊張したり、緩んだり、気持ちが広がったり、 イラついたり・・・ 人との関係の中で、 ただ、無意識に反応したり、ジャッジするのではなく、 自分自身に起こっている、 ニューロセプションに気づくことが、 大事な事だと思います。 気づきが起こると、自分の考え、思い込みに、 絡まっている緊張が緩みます。...
ニューロダイバーシティー(神経多様性)〜ポリヴェーガル理論⑤

ニューロダイバーシティー(神経多様性)〜ポリヴェーガル理論⑤

ニューロダイバーシティ ニューロダイバーシティー(神経多様性)という言葉が、 最近気になります。 ネットで調べてみると、 『ニューロダイバーシティ(Neurodiversity)とは、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)など、発達障害を神経や脳の違いによる「個性」だとする概念のこと』とあります。(IDEAS FOR GOOD) すでに、一人一人の神経系の多様性を生かした 仕事のあり方をグーグル等の企業では、 実践しているようです。 経済産業省も推進しているプロジェクトです。  ...
新しいトラウマワーク、ソマティック・エクスペリエンシング〜ポリヴェーガル理論④

新しいトラウマワーク、ソマティック・エクスペリエンシング〜ポリヴェーガル理論④

( YouTubeから ) 今回は、ピーター・ラヴィーンの作った トラウマワークーソマティック・エクスペリエンシング について書きます。 ソマティックは、身体的、 エクスペリエンシングは、経験している、という意味です。 experiencing という進行形を使っています。 今、身体に起こっていること を強調しています。 略してSEです。 前回のブログで、 野生動物がトラウマを持たないことについて書きました。   ライオンやチーターに襲われたシマウマや鹿が 、 闘争も逃走できない時、凍りつくこと(死んだふり)、...
ピーター・ラヴィーンとステファン・ポージェス〜ポリヴェーガル理論③

ピーター・ラヴィーンとステファン・ポージェス〜ポリヴェーガル理論③

インターネット上での二人の対談の写真   新しいトラウマ理論(ソマティック・エクスペリエンシング〜以下SEと表記) を確立したピーター・ラヴィーンと ポリヴェーガル理論のステファン・ポージェスは、 大の仲良しのようです。 彼らの出会いのことをとても嬉しそうに話すラヴィーンを YOUTUBEで見ました。   彼らが出会ったのは1970年代、 もう50年も前ですね。 ラヴィーンが、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校に ポージェスを訪ねたそうです。 その時のエピソードの一つをラヴィーンは、...