ピーター・ラヴィーンとステファン・ポージェス〜ポリヴェーガル理論③

ピーター・ラヴィーンとステファン・ポージェス〜ポリヴェーガル理論③

インターネット上での二人の対談の写真   新しいトラウマ理論(ソマティック・エクスペリエンシング〜以下SEと表記) を確立したピーター・ラヴィーンと ポリヴェーガル理論のステファン・ポージェスは、 大の仲良しのようです。 彼らの出会いのことをとても嬉しそうに話すラヴィーンを YOUTUBEで見ました。   彼らが出会ったのは1970年代、 もう50年も前ですね。 ラヴィーンが、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校に ポージェスを訪ねたそうです。 その時のエピソードの一つをラヴィーンは、...
ニューロセプションー私たちの行動は神経系の反応〜ポリヴェーガル理論②

ニューロセプションー私たちの行動は神経系の反応〜ポリヴェーガル理論②

(ステファン・ポージェス)   前回のブログで、 人間の行動が、神経系の反応として起こる  と書きました。   もう少しそのことを考えてみます。 何故かわからないけど、あの人は、苦手だな〜 緊張するな〜   あるいは、 あの人といると、落ち着くなあ、嬉しいなあ・・・ また、 顔を見てないのに、後ろにいる人の気配で怖くなる・・・ 近づいてくる足音聞いて、身構えてる自分がいる。 よく聞いてみると、苦手だった上司の足音と似ていた・・・・   誰でもそんなことがありませんか?...
飛行機事故と神経系〜ポリヴェーガル理論①

飛行機事故と神経系〜ポリヴェーガル理論①

(2024年 ロイター/ISSEI KATO)   1月2日の羽田空港で日本航空機と 海上保安庁の飛行機との事故がありました。 パイロット、CAの方々の冷静で、 献身的な行動が、 多くの生命を救いました。 JALの乗務員の方々の英雄的な行動に 敬意を表します。 そして亡くなられた海上保安庁機の 乗組員の方々のご冥福をお祈りします。   一方、乗客の人たちの行動、心境は どうだったんでしょうか? 乗務員の指示に従って 冷静に行動なされた多くの方がいた一方、 パニックに陥った叫び声も聞こえました。 またショックで...
ポリヴェーガル理論の応用についての新刊

ポリヴェーガル理論の応用についての新刊

今、この本を読んでます。 ポリヴェーガル理論の現場での応用に関わるレポートです。 ポリヴェーガル理論は、 人と関わることが 人間にとって本質的であることを 教えてくれます。   主に母子関係の中で、 人と関わる神経系が成長します。 ポリヴェーガル理論の創始者、ポージェスは、 迷走神経に2つの種類があることを 発見しました。 (ポリヴェーガルは、複数の迷走神経という意味です。)   ( 看護roo!)   一つの迷走神経は、 特別な鞘で神経突起が覆われ、 守られています。 早く情報が伝達されます。...
小寒〜大寒

小寒〜大寒

こんにちは、ぎりです。 寒いですね。 もうすぐ大寒、 今、一年で一番寒い時期です。 それと同時に、 少しずつ、陽が長くなっています。 寒さは増し、 陽は長く明るくなっていく・・・   少し前までは、寒さが増すのと、 暗くなるのが同じように進んでいたのが、 明るさだけが、 踵を変えて逆方向に歩き出します。 このギャップを、 この時期いつも不思議に感じます。 こんな感覚を持つのは、僕だけでしょうか?   同時にこの時期は、 『春の来ない冬はない。』 『どんな絶望にも必ず希望の光がさしてくる。』...