ギリのクラニオセッションを受けた木村さんから体験談をいただきました。

木村マヤさんは、ギリのクラニオ仲間であり、クラニオのティーチャーでもあります。

以下、木村さんがフェイスブックに書いた文章を紹介させていただきます。

クラニオセイクラル バイオダイナミクスのセッションを受けたことについて

 

新幹線に乗るために急いでいて人の足につまずいて、
前のめりに宙に浮く感じがしたと思ったら通路の床に落ちた。
「うっ」という自分の声?音?を聞いた。
身体の前面を強打。鞄の中身が飛び散る。
高衝撃である。
助けようとする人たちが集まってきたが、可能な限りゆっくりと起き上がり、エスカレータに乗って新幹線に乗る。
打撲による両膝の痛みはあるが他は特に問題は無い。
いや、階段を下りる時、昇るときは手すりを欲した。
内側が揺れていたのだろう。
母親との面会の後、ギリのセッションを受ける。
セッションを受けながら自分を観察してしまう。
最初は両足のポジション。
触れるか触れないかのコンタクトで私のシステム全体をホールド。
思考が落ち着いていく。
大きなため息が出る。
その時のイメージは紙吹雪のようにバラバラだったものが集まってくるような感じ。
その後、ハンド ポジションを頭に移動。
私の頭の形に寄り添い、十分なスペースを持った上で私のシステム全体をホールド。
頭の中で乱流が起こっていることが分かる。
船酔いしそう。
これがどのように落ち着くのだろう…と思っているうちに意識が遠のく。眠っている訳ではない。
頭が静かになる。
十分に時間と空間を受け取る。
最後は仙骨で統合。
助かった…生き返った…と思った。
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転倒当日に、このようなセッションを受けられたのは本当にラッキーだった。
世の中の多くの施術は「doing 何かをする」だ。
普段ならマッサージとか好きであるが高衝撃を受けた後は外からの刺激は追加したくない。
ただひたすら、何が起こっているかは認識したうえで何もしないで見守る、十分な内的空間とゆったりとした時間を提供するボディワークが存在することのありがたさ。
クラニオ歴も瞑想歴も長いギリのセッションはまた格別だ。
彼の being、そしてstillness がプロセスの進行とともに深まっていく。
もう一度書く。転倒当日に、このようなセッションを受けられたのは本当にラッキーだった。
ギリ、ありがとう。
ギリのクラニオセッション