(クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを世界に知らしめたフランクリン・シルズの著作、理論と実技が書かれています。)
フランクリン・シルズ
クラニオセイクラルセラピーが世界的に広がっていく中で、サザーランドの後期の理論に戻って、クラニオセイクラルワークを研究・教育するムーブメントが起こります。
その中心になったのが、イギリスでカルナインスティテュートを設立(1986年)したフランクリン・シルズです。
シルズは、クラニオワークの新しい潮流にクラニオセイクラル・バイオダイナミクスという名前をつけ(1992年)、クラニオセイクラルセラピーとの違いを明らかにしました
クラニオセイクラルバイオダイナミクスは、量子物理学や最新の脳神経科学、胎生学や発生学を学びながら成長している知の最前線にあるヒーリングワークです。同時に科学と精神世界の接点のワークでもあります。

バードレイナ
私が学んでいる先生は、バードレイナと言います。世界有数のクラニオバイオのティーチャーです。1986年、ICSB(国際クラニオセイクラルバランシング協会)を設立し、インドのOshoコミューン(現OSHO RESORT)ー覚者Oshoのもとに世界中から探求者の集まるコミュニティーーでトレーニングを始めました。瞑想の土壌でクラニオワークを育てるというビジョンがあったのだと思います。2000年からICSBのトレーニングは、クラニオセイクラルセラピーからクラニオバイオに移行しました。現在も、世界各地でトレーニングが行われています。
日本でのクラニオセイクラル・バイオダイナミクス
日本では、2つのスクールがトレーニングを提供しています。
一つは、前述したICSBのトレーニング です。毎年、創始者のバードレイナが毎年来日し、日本人のティーチャーである木村マヤさん(Cranio Japan主催)と共同でトレーニングが行われます。
もう一つは、加藤コマさん主催のCraniosacral Healing Artです。加藤コマさんは、ギリのインド時代からの古い友人です。クラニオ大好きな探求者です。
なお、バイオダイナミクス・オステオパシーのトレーニングも日本で行われているようです。
クラニオバイオとクラニオセイクラルセラピーの違いを5回のブログ記事を書くことで考えてきました。
クラニオセイクラルセラピーとクラニオバイオの違いをもう一度考えてみます。
クラニオセイクラルセラピーでは、身体を、臓器、骨、筋肉、血液・・・・等の組織で出来上がっている構造、物質としてみます。
組織の歪みを見つけ、それをプラクティショナーが、ごくわずかな力を与えることで修正します。
クラニオバイオでは、身体は、物質であると同時にエネルギーとして捉えます。私たちのいのちの源を第一次呼吸という宇宙エネルギーの流れとして捉えます。そしてそのエネルギーが、胃や腸、頭蓋といった固有の形を持って現れます。量子は、粒(物質)であり、波である という量子物理学の原理です。
もう一つ、量子物理学の原理に、観察者が対象に変化を与える という原理があります。
プラクティショナーは、意識を広げることで、クライアントのシステムが安心し、落ち着くのを待ちます。それは、森の中で、小動物や鳥に出会った時、彼らに意識をファオーカスするのではなく、自分自身も静まり、森の中の一部になった時に、動物や鳥たちが逃げ出さずに動き出します、そのような態度です。
クライアントのシステムも、プラクティショナーにジャッジされたり、誘導されたりしないことがわかる時、落ち着き、組織の奥にあるエネルギーが現れてきます。
このプロセスを通し歪みが解消され、本来の姿を取り戻します。
プラクティショナーが静寂の中で意識を広げ、観照すること、そしてクライアントのシステムの中で起こっていることを理解し、必要なハンドポジションを取ること、それが私が理解しているクラニオバイオのプラクティショナーがしていることです。
ヒーリングは、プラクティショナーがすることではなく、大きな生命力、クライアントの中の健康の力が起こすことです。
クライアントと寄り添い、大きな力に委ねます。
こうやってクラニオバイオについて考えてみると、このワークは、果てしない探求、いのちや宇宙の神秘、そして自分自身の探究だと改めて思います。
そしてこのワークとバードレイナ先生にに出会ったことことの幸せを改めて感じます。
関連ブログ
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスとクラニオセラピーとの違い
Youtube クラニオセイクラル・バイオダイナミクス〜セッションについて(Youtube)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ギリ