フランクリン・シルズ(1947〜2025)

クラニオセイクラルセラピーが世界的に広がっていく中で、サザーランドの後期の理論に戻って、クラニオセイクラルワークを研究・教育するムーブメントが起こります。

その中心になったのが、イギリスでカルナインスティテュートを設立(1986年)したフランクリン・シルズです。シルズは、仏教徒で瞑想に慣れ親しんだ人です。

フランクリン・シルズは、クラニオワークの新しい潮流にクラニオセイクラル・バイオダイナミクスという名前をつけ(1992年)、クラニオセイクラルセラピーとの違いを明らかにしました。

日本語にも翻訳されているシルズ著のクラニオセイクラル・バイオダイナミクスという2分冊の大著があります。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの動きは、ヨーロッパ、アメリカ、アジア・・・・世界中に広がっています。

クラニオセイクラルバイオダイナミクスは、量子物理学や最新の脳神経科学、胎生学や発生学を学びながら成長している知の最前線にあるヒーリングワークです。同時に科学と精神世界の接点に位置しています。

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バードレイナ

私が学んでいる先生は、バードレイナと言います。世界有数のクラニオバイオのティーチャーです。1986年、ICSB(国際クラニオセイクラルバランシング協会)を設立し、インドのOshoコミューン(現OSHO RESORT)ー覚者Oshoのもとに世界中から探求者の集まるコミュニティーーでトレーニングを始めました。瞑想の土壌でクラニオワークを育てるというビジョンがあったのだと思います。現在世界各地でトレーニングが行われています。

日本でのクラニオセイクラル・バイオダイナミクス

日本では、2つのスクールがトレーニングを提供しています。

一つは、前述したICSBのトレーニング です。毎年、創始者のバードレイナが来日し、日本人ティーチャーの木村マヤさん(Cranio Japan主催)と共同でトレーニングが行われます。

もう一つは、加藤コマさん主催のCraniosacral Healing Artです。加藤コマさんは、ギリのインド時代からの古い友人でもあり、クラニオ大好きな探求者です。

クラニオバイオとクラニオセイクラルセラピーの違いを5回のブログ記事を書くことで考えてきました。

クラニオセイクラルセラピーとクラニオバイオの違いをもう一度考えてみます。

クラニオセイクラルセラピーでは、身体を、臓器、骨、筋肉、血液・・・・等の組織で出来上がっている構造、物質としてみます。

組織の歪みを見つけ、それをプラクティショナーが、ごくわずかな力を与えることで修正します。

クラニオバイオでは、身体は、物質的な組織であると同時にエネルギーとして捉えます。私たちのいのちの源を第一次呼吸という宇宙エネルギーの流れとして捉えます。私たちは、宇宙、大きな生命の循環の中で生かされています。

クラニオバイオのセッションは、第一次呼吸とつながり、もう一度身体が宇宙と統合されることをサポートするセッションです。プラクティショナーは、身体組織を動かして修正するのではなく、大きないのちの力に委ね、静寂の中で宇宙と再統合されていくプロセスを見守ります。DoingでなくBeingのワークです。

クラニオバイオは、いのちや宇宙の神秘、そして自分自身の探究のワークです。

私自身、このワークと先生のバードレイナに出会ったことの幸せを改めて感じます。

クラニオバイオとクラニオセイクラルセラピーの違いは、手法の違い以前にある世界観、生命感の違いだと改めて思います。

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