『第一次呼吸を体感できました。これがいつも自分の身体で起こっていることを知ることがてきて、すごく、今安心しています。』

先日のクラニオバイオのクライアントさんのセッション後の第一声でした。

目の周りが、緩み、本当に、くつろいで安心した表情です。

今日は、第一次呼吸の話をします。

クラニオバイオのセッションは、マッサージや整体のように、手を動かしたり、押したりしません。ただ、静かに身体のどこか、頭だったり、足だったりに軽く触れているだけです。

それでも、深いリラクゼーションとヒーリングが起きます。

『エネルギーを入れているんですか？』と聞かれることがありますが、それもしません。

ただ静かに、クライアントと共にいます。

静けさの中にくつろぐ時、より内側のあるものが浮上してきます。

最初は、体表の揺れや振動を感じるかの知れません。

そしてより身体の深い層の動きが浮上してくるでしょう。

さらに深くから第一次呼吸～私たちの身体が行なっているエネルギーの呼吸が顕れてきます。

（全てのセッションでもこのような展開をするわけではありません。）

私たちの身体の原初の呼吸を第一次呼吸と呼びます。

肺での呼吸以前という意味でprimary (原初の、第一次的）respiration(呼吸）と呼びます。

それは、無（空（くう）、あるいは量子力学で言う、ゼロポイントフィールド）からやってくる宇宙を創造する力、エネルギーです。

私たちを通して宇宙が創造されます。

空の彼方から静かな波がやってくる、そんなふうに知覚することもあります。

クラニオバイオのプラクティショナーが、ニュートラルな意識で、今、ここに存在する時、私たちの身体を流れる第一次呼吸、エネルギーの呼吸と出逢います。

第一次呼吸は、プラクテショナーに知覚されることで、元気になります。そしてより深いヒーリングが起こります。

子供が愛情を注がれると健やかに成長するように、生きとしいける存在は、意識が栄養になるようです。

第一次呼吸は、別の言葉では、大きないのちです。

私たちのいのちは、大きないのち、宇宙的ないのちの一部です。

（無条件の愛とも言えるでしょう。）

そして第一次呼吸は、私たちの身体を本来の姿に戻し、大きないのちの一部として調和のとれた状態に戻す力です。

クラニオバイオがただ静かに触れているだけで深いヒーリングが起こることを理解していただけたでしょうか？

第一次呼吸は、クラニオワークの中だけで使われる言葉のようです。いのちの原理として、クラニオワークを離れて多くの人に理解され、体得される必要があると思っています。

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