先日、子宮の手術をした方に

臓器としての子宮はなくなっても、

エネルギー体としての子宮は存在することを

お話しました。

 

数年前とても興味ぶかいセッションを

させていただきました。

事故で片足を失った方に施術をしました。

ご本人の希望で失った足にもズボンを着ていただき、

ある足と同じように手を触れました。

失った足も同じようにエネルギーレベルでは動きます。

生命の神秘に触れるセッションでした。

とても興味深いので、ブログ記事を再掲いたします。

先日、左膝上から足のない方に

クラニオのセッションをさせていただきました。

13歳の時に、骨髄腫で、足をなくしたそうです。

とても繊細な方でした。

義足をはずし、

セッション用の生成りのコットンの上下に

着替えてもらいました。

ご本人の希望もあり、

物理的にない左足も含めてセッションを始めました。

左手で右足のかかとを触り、

右手でズボンの左の端を持ちました。

(このセッションでは、僕の右手で、足のないズボンに触れています。)

触った瞬間から、

左足が左右にクラニオのタイド(波)の動きをしています。

物理的にある右足と同じような動きをしています。

今までないものとされてきた左足が、

エネルギーとして存在することを認知されました。

そのことは、Aさんの左足、そして身体全体にとって、

とても大きな歓びだったようです。

 

左右に静かな波動の動きが続き、

時に大きな波がやってきます。

それと同時に、

大きな宇宙のエネルギーがAさんの身体に入ってきます。

何度か大きな波がやってきて、

身体に歓びのエネルギーが広がります。

エネルギー的に左足が存在することを

身体全体で再認識するプロセスだったようです。

 

30分位して、骨盤が左右、上下に動き、

左足を含めた身体の再統合の調節が起り始めたようです。

仙骨、後頭部にセッションを続けました。

左足がないことによって生じていた身体的な歪み、

ブロック等が解放され、再統合が起っていました。

 

Aさんは、

「身体がとても熱く、新しいエネルギーが入ってきて

気持ちの良いのと滞っている部分がうずく

不快感と両方ありました。」

そんなふうにセッション後、おっしゃっていました。

 

Aさんは、思春期の多感な時に足をなくされ、

そのことの痛み、悲しみを感じることなく、

泣くこともなく30年間過ごしてきたそうです。

あまりに痛みが強い時、

そしてそれを感じることをサポートする環境にないとき、

人間は、ショックの中に入り、

その痛みを感じないことを選びます。

何もなかったように、痛みを感じることもなく・・・

でもその感じられない痛みは、

泣き嘆かれない苦しみは、

心の中にブラックホールを作ります。

あるいは身体的な機能不全にもなりえます。

「やっとこの年にして、左足のない痛みを感じる準備が出来たようです。」

と涙ぐんでおられました。

 

ぼくにとってこのセッションは、

色んな意味でとても敬虔なギフトでした。

Aさんの心と精神の聖なる部分を開く場に

ご一緒させていただいきました。

畏れ多い神なる領域です。

こんなセッションをさせていただくと

私自身の精神も洗い清められます。

エネルギー体として物理的にない足を体験するのは、

初めてのことで、とても神聖な体験でした。

 

私達の身体には、神が宿ります。

神そのものと言ってもいいかも知れません。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッション

最後まで読んでいただきありがとうございます。

良い1日をお過ごしください。

愛を込めて

ぎり