アクアフローティングはノンドゥーイングのワークです。

と言ってきました。

ノンドゥーイングについて書いていきます。

日本語で言うと、無為、何もしないことですね。

 

クライアントが水に浮かぶと、テクニックを知っているプラクティショナーは、いろんな技が使えます。

水の中にクライアントの全身を入れたり・・・無重力の異次元のように感じます。よく胎児のような体験をします。

水中でダンスをするようにクライアントの身体を動かしたり・・・イルカのように自由に感じます。

身体を動かしてボディワークをしたり・・・・

それらは、どれもとても気持ちよく、クライアントにとって全く新しい体験だったりします。

喜ばれます。

 

『技を使う』、『こういうことを体験してもらいたい』 ということが自然と起こるのではなく、

プラクティショナーが意図的に作り出すと、

そこに欲望が有り、マインドが動き出します。

クライアントもそのエネルギーに影響されます。

未来への欲望が、この瞬間をコントロールします。

ただあることからすることにエネルギー(意識)がシフトします。

BeingからDoingになります。

ワークが上滑りしたものになります。

ワークが起こる(真実が開かれる)のは、今ここ、Beingのスペースです。

 

インド、プーナのOSHOリゾートでワークをシェアした時、マルガから問題提起がありました。

その頃から私たちの中で、アクアフローティングの見直しが起こりました。

それを私たちは、ノンドゥーイングと表現してきました。

今私たちがシェアしているアクアフローティングには、マルガが大きく貢献しています。

 

数年間、ノンドゥーイングがアクアフローティングの大事なコンセプトでした。

ファシリテーターの『こんなセッションを提供したい』という欲を深く観る時、

『海がファシリテーター』という表現が生まれました。

 

今年のアクアフローティングへの私たちのアプローチは、この言葉から始まりました。

特に鎌倉のビーチは、太平洋からの荒波がダイレクトに届きます。

波に抵抗していると、そのまま波に揉まれます。

どんな波にも身を任せる、そこから、『海がファシリテーター』という表現になりました。

海が全てをしてくれる、

その上で、人の役割が生まれます。

(続く)